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少年ナイフ「OUR BEST PLACE」
01. MUJINTO Rock
02. Nice Day
03. バウムクーヘンの話
04. Vamos Taquitos
05. Spicy Veggie Curry
06. Girl's Rock
07. Afternoon Tea
08. Ocean Sunfish
09. Better
10. Just A Smile
[Bonus Tracks for CD]
BUY NOWJapan:P-VINE BUY NOWNorth America:Good Charamel Records
11. Nice Day (60's Mix)
12. The Story Of Baumkuchen
13. Girl's Rock (English Version)
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Naoko: Lead Vocals, Guitar, Bass on MUJINTO Rock & Nice Day, Keyboards, Percussions, Background Vocals
Atsuko: Bass, Lead Vocal on Vamos Taquitos, Background Vocals
Risa: Drums, Lead Vocal on Afternoon Tea, Background VocalsNaru: Bass on Afternoon Tea, Background Vocals
All songs written by Naoko,
except "Just A Smile" written by David Paton & Billy LyallProduced by Naoko and Atsushi Shibata
Recorded by Ippei Suda, Akira Inada
Mixed by Ippei Suda
Recorded at Yotsubashi LM Studio
Mastered by Katsunori Owa
Mastered at Studio YouPhotography by Akira Shibata
Art direction and design by Yumiko Okada (Lolita!)
Costume design by Atsuko
Special thanks
Moray Crawford, Robby Takac & Miyoko Takac (Good Charamel Records), Paul Curtis (Consume/Valve), Jack Notman (RAN Touring), Keita Iwai (Smash), Ichiya Nakamura, Shin Hirakawa, Keith Cahoon (Hotwire), George Ojisan Handlon, Tomoko Ota, Daisy Rock
「OUR BEST PLACE」は、2019年6月に前作「Sweet Candy Power」をリリースして以来、3年8か月ぶりの新作です。それまではアルバムをリリースして世界各地をライブツアーするということを繰り返していました。
ところが、2020年3月1日にオーストラリアのパースでイベントに出演したのを最後に全てがシャットダウンされてしましました。そこからはスローペースに。
新作に関しては、その頃からぼちぼち曲の構想を練ってはいたのですが、本格始動したのは2022年の春ごろから。何もないとのんびりしてしまいます。
レコーディングは、まず前半は7月に、後半は11月、12月に大阪で行いました。いつもは日程をまとめてレコーディングしていましたが、今回は図らずも7月のレコーディングの後、3か月空いて後半のレコーディングをすることになりました。でも、その3か月の間に色々アイデアが浮かんできて、後半の日程で色々盛り込むことができ、とても満足のいく作品となりました。曲もバラエティー豊かで楽しい曲がたくさん書けました。
2023年は3年ぶりの海外ツアーがはじまります。国内でも精力的に活動したいと思います。この作品が、みなさんにとっての「OUR BEST PLACE」となりますように。
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1. MUJINTO Rock
「無人島」という日本語は英語ではあてはまる単語がありません。無人島とは、人間が住むことは可能だけど誰も住んでいない島、または、人間が住むことが出来ないような島。英語だとDesert Islandが近いのですが、その場合は後者を指すようです。世界中の人に「無人島」という日本語の単語を覚えてもらおうと思い、あえてローマ字のMUJINTOとしました。歌詞のコンセプトは、前作、2019年リリースのアルバム「Sweet Candy Power」収録曲「My Independent Country」に通じるところがありますが、こちらは無人島でリゾート気分を味わうイメージです。曲はノリのいいパンクポップ。Ramonesみたいに。
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2. Nice Day
アルバムの中でいちばん最後に書いた曲です。歌詞は韻を踏んで言葉遊びのようにしました。人生いろいろあるけど、ポジティブに行こうというというコンセプトです。メロディーは、BeatlesやThe Jamに影響を受けて、マージ―ビートでポップな曲になりました。
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3. バウムクーヘンの話
わたしはバウムクーヘンが大好きで、バウムクーヘンの事を考えていたら童話のような歌詞ができました。日本語でまず歌詞が出来上がったので、それを生かして今回は日本語バージョンと英語バージョンを作りました。メロディーは、日本語の歌詞を見ていたら頭に突然浮かんできました。初期少年ナイフのような曲が出来上がりました。
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4. Vamos Taquitos
少年ナイフのベーシストで妹のあつこがわたしの家に泊まっていた時に、メキシコ料理でタキトスなるものを作ってくれました。とてもおいしくて、思わず歌にしました。スペイン語にちょっぴり興味があるので、Vamos(行くぜ!)という単語も入れてみました。メキシコ料理が大好きな、あつこにヴォーカルをお願いしました。音楽的にはメキシコ音楽のマリアッチを目指して作っていたらQueenになった気がします。とにかく楽しい曲です。
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5. Spicy Veggie Curry
スパイスカレーを作ったり食べたりするのにハマっていた時期があって、思わず作った曲です。歌詞を見ながらメロディーをつけていったらBuzzcocks風になりました。カレー好きの皆さんに喜んでもらえればうれしいです。
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6. Girl's Rock (2023 Version)
2003年リリースのコンピレーションアルバムに収録した曲、Girl’s Rock。この曲は、ライブでもとても人気があるのですが、音源が手に入らなくなっていたので、20年の時を経て、現在のメンバーで再録しました。ボーナストラックに英語バージョンも作りました。世界中のガールズバンドに捧げます。
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7. Afternoon Tea
2016年にUKツアーをした時、最終日に豪華なアフタヌーンティーをメンバー3人で頂きました。おいしい思い出です。
http://www.shonenknife.net/blog/archives/20286
お菓子やケーキが大好きなわたしにとって、アフタヌーンティーは最高のごちそうです。不思議の国のアリスの世界を想像しながら曲を書きました。キュートなヴォーカルは、りさちゃんが担当しています。 -
8. Ocean Sunfish
少年ナイフは初期のアルバムから1作に付きだいたい1曲はわたしの好きなジャンルであるハードロックな曲を入れています。今回は、「東京湾に出現したお化けマンボウ」を創作しました。怪獣映画がテーマです。ハードロックやメタルはおどろおどろしい歌詞が多いので、これはぴったりだと思います。
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9. Better
2020年に動画のみで発表した曲です。
https://youtu.be/qFligovk1DM
悪いことがあっても、すべては良くなる、良くなる、良くなる。昨今の情勢に思いをはせれば、やり切れない事ばかり。でも、希望をもって前へ進みたいものです。そういう曲をポップに仕上げました。 -
10. Just A Smile
わたしの敬愛するスコットランドのバンド「Pilot」の曲をいつかカバーしたいなと思っていました。彼らの曲では「January」と「Magic」が有名で、この2曲はカラオケに入っています。わたしがカラオケに行ったら必ずどちらかは歌います。でも、あえてそこを外してカバー曲に選んだのは「Just A Smile」です。彼らの曲はどれもキャッチ―でポップで可愛らしい。とても楽しい気分でレコーディングできました。
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