ただいまーっ!アメリカから帰ってきまスた。今日はそのreportを書きやす。
2005年8月31日(水)
●KIX to LAX 関空からロサンゼルス国際空港へ。
福岡から自宅に戻った8月29日の夜から、わたしとアツコはそれぞれ調子をくずし、微熱&腹痛を発症。ふらふらの中、大急ぎでアメリカ行きの荷物を用意した。こんな様子でいったい出発することができるんだろうかと思っていたら31日午前にはなんとか持ち直していた。やれやれ。
この日、昼過ぎ関空へ。夕方発の大韓航空にて一路ソウルへ。飛行機をおりる時、フライトアテンダントに「再見(サイチェン)」と言われた。わたしって韓国人のフライトアテンダントから見て中国人か台湾人に見えたんだろうな。おもしろいことだ。
ソウルで乗り換えてLos Angelesへ。今回は初めて大韓航空に乗った。いままでアメリカに行くときは私はほとんどユナイテッド航空だったけど、今回は大韓航空が安い(!)ってことで選んだ。ソウルのインチョン空港には免税店が目白押しだ。往きは乗り換え時間が短かったからお買い物できなかったけど、帰りは2時間あるのでお店を見るのが楽しみ!もっとも、わたしはブランド物には興味ない。ただ「お店を見る」とか「買い物をする」ってこと自体は大好きだから。
長い長いフライトを終え、ロサンゼルス国際空港着。サンタモニカのホテルに入って一休みし、現地のライブ関係者と食事して就寝。ちなみに食べに行ったお店はおすし屋さん。
2005年9月1日(木)
●Live @ Santa Monica Pier Festival
朝起きてラジオ局へ行き、エレキギター(ホーナーのスタインバーガーモデル)一本の伴奏で、「SPAM警告」と「A Map Master」を唄う。歌の後は、DJのインタビューを受けた。一人でDJもエンジニアもディレクターもこなす人だ。
アメリカではみんな車でラジオをよく聴く。ラジオ局の数もすごく多い。メジャーのFM局からカレッジラジオまでたくさんある。というのも、なまじっかカーステレオなんかを車に搭載してると盗まれちゃうかららしいが。だから手軽にラジオ。
番組出演の記念としてラジオ局のTシャツとステッカーをもらった。こちらのTシャツの標準サイズはいつでもXL。しかも日本のXLよりも一回り大きい。もう一つもらったものは、ラジオ局のロゴが印刷された四角い紙。これなんスか?って聞いてみたら「うちわ」だって!ただの四角い紙じゃない?!
サンタモニカに移動してサウンドチェックした。ドラムスはタムタム2つ用意するように言ってあったのに、タムタムは一つで、フロアタムが2つもあるセットがステージに居座っていた。ぎゃーってことで、本番までにはタムタムをもう一つ用意してもらった。いやぁ、こんなことよくあるんだよなー。ま、いいか。そんなこんなしてるうちにも本番の時間が迫ってきた。大急ぎで服を着替えてメイクしてライブの準備。ふーっ、なんとか間に合った。
そして、どーっと楽しくライブ。お客さんもビーチの上一面に集まってくれている。フリーコンサートだからナイフ初めて見るって人がほとんどだったと思うけど、みなさんとても歓迎してくれた。ライブではアンコールの声もかかったし。よかったよかった。終演後のサイン会でも長蛇の列ができて、こちらもよかったよかった。むかーしにリリースしたLPをもってきて、そこにサインしてーって人も結構いました。うれしいね。
ホテルに引き上げ、Tommy’s Burgerでハンバーガーを買いに行き部屋で遅い夕食をとった。昼もチキンバーガーだったけどね。はは。
ところで、この日の対バンはthe Knack。わたしは彼らの音楽すごく好き。CDも2枚持ってる。物販コーナーで別のCD売ってたので買ってサインしてもらった。Vocal & Guitarのダグはマッシュルームカットで若々しい感じ。ステージ衣装もピチピチタイトなスーツで、イカシテた。アメリカ人だけど音楽と服装はホント Britishだね。
2005年9月2日(金)
●Live @ Galaxy, Santa Ana
朝起きて、荷物を全部車に積んでSanta MonicaのホテルからHollywoodのホテルに引越し。機材と衣装以外をホテルに置いて、その足でSanta Anaへ。Hollywoodからだと大体1時間半で行けたかな。Disney LandとかがあるAnaheimのちょっと向こう。この春のツアーでもここで演奏したし、それ以前も演奏したことのある場所、Galaxy Theater。バルコニーもあるようなシアターで、楽屋もケータリングも充実。至れり尽くせりの会場。
サウンドチェックして本番。お客さんも前よりも増えていてとてもいい感じだった。会場のケータリング等楽屋のケアをする担当者(女性)が、ライブ終わった後、我々が楽屋を全然汚さずにきれいに使っていると言って、すごーく感動していた。へへ。
セキュリティーのおじさん(おじいさん)が、「ナイフ大好き、Tシャツにサインしてー」というので、Tシャツ1枚あげたら、あとから「控え室にTシャツ置いておいたら誰かに盗られたー」と言ったのでもう一枚あげた。ま、そんなことどうでもいいか。記憶としてちょっと書いておきたかっただけ。
ライブ終了後、Hollywoodのホテルまで帰って、睡眠。
2005年9月3日(土)
●Live @ Troubadour, L.A.
昼、現地の知人と昼食。ホテル近くのモールの中のthe Grillにて。旧交を温めることが出来て、よかったー!一旦ホテルに戻り、会場入り。
フロントアクトのNu-Traってバンドに機材を借りる。彼らはDEVO信奉者。上等の機材を貸してもらった。ありがとう。この日の夕食はライブ前に近所のPanda Expressで買ってきた。ハンバーガーばかり続いていたので、中華はおいしく頂けた。やっぱり私は東洋人なんだなー。
ライブは最初にゴキゲンなロックサウンドの女の子バンドが出て、次に和めるブルーグラスカントリー系バンド、3番目が楽しいステージを見せてくれた DEVO信奉者のNu-Tra。そしてトリがナイフ。お客さんは満杯だ。新作「Genki Shock!」の曲を演奏する時、お客さんに「元気ショック、元気ショック、元気元気ショック」コールをしてもらった。日本のお客さんよりさらにノリがよくってびっくり。ホント協力的で素敵なお客さんだ!
ライブも無事終わり、撤収。ホテルに帰って寝たのは午前4時。
2005年9月4日(日)
●えっちゃんお見送り、そして買い物
2時間だけ寝て、えっちゃんとツアーマネージャー(今回はNew Yorkの人)と空港へ。ツアーマネージャーの空港ターミナルは国内線なのでそこでバイバイして、えっちゃんを大韓航空のターミナルまで送っていく。えっちゃんは、とてもがんばってくれた。ありがとうえっちゃん。アメリカのみんなは口をそろえて彼女のことを「Great Drummer!」と言う。そう言われるとわたしもうれしくなるよ。
空港からホテルまで帰る途中、わたしの好きな服や化粧品等の雑貨メインのスーパーマーケットTargetへ寄ったり、巨大ショッピングセンター Beverly Centerやスポーツ用具店Sports Charetに寄った。テニスの時に着るためのスポーツTシャツとリストバンドなどをゲット。夕食は友人知人とホテル近くのイタリア料理店で食す。この日は2時間しか寝ていなかったのにもかかわらず、買い物にエキサイトして、ふらふらだった。でもやっぱり買い物できてよかった。
この日の後、もう2日延泊して現地の友人に会ったり、テーマパーク行ったりして、日本に帰った。帰りの飛行機の乗り換えは既述のとおり、ソウルの仁川(インチョン)空港。トランジットの2時間の間に免税店をウワーッと見て回ったけど、ブランド物には興味ないし、他のものも結構値段が高くて、あまり買い物にエキサイトはしなかった。とはいうものの、韓国海苔はちゃんと押さえておいた。そのほかに買ったものは、アイスコーヒー、ガム、チョコバー、宮廷菓子。またこのガムの味がスゴイ!!花の味なんだけど、まるでトイレの消臭剤の臭いそのもの。うぐーっ。それから面白かったのは宮廷菓子。アーモンドクラッシュをヌガーのような飴を何度も引っ張って蚕の繭のような糸状にしたものでくるんである。10個で880円もする高価なもの。でも、実演販売のお兄さんが一生懸命な感じがしたし、不思議なお菓子だったので買ってみた。周りは綿みたいな食感で、中身のキャラメルソースで繋いであるアーモンド部分もそんなに甘くなく、とても美味しかった。
とにかく乗り換えはキツイ!フラフラ、くたくたになって家に帰った。
●総評
今回のアメリカライブは、近場で3回だけのライブだったから比較的楽だった。それにお客さんの数がまたまた増えていてとてもよかった!!!!!お客さんのノリもすごくよくて、もー、うれしーーー。海辺のライブというのも気分爽快だったし、よかったよかった。