今年の2月、少年ナイフとbloodthirsty butchersで
東京と名古屋の二日間、一緒にライブをした。
東京ではなんと、セッションまで!
まさに夢のようだった。
ステージ上の機材配置の兼ね合いで
私は恐れ多くもフロントのセンターで
ドラムを叩かせてもらうことになった。
セッションのリハーサル。
ブッチャーズのファウストを全員で演奏した。
曲も終盤に差し掛かり、
私は吉村さんの合図をじっと待つ。
しかし一向に曲が終わらない。
すると、吉村さんが
私のスネアをギターのヘッドで叩き、
「お前が真ん中なんだから、
お前が合図だせよ!」
もう、ちびるくらい怖かった!
普段は能天気な私だが、
この日だけはひどい胃痛…。
だけど、絶対負けるもんか!
緊張はピークだったが、本番は大成功!
ライブが終わった後の吉村さんは
いつもの呑んだくれひで子ママになって
ニコニコしながら優しい言葉をかけてくれた。
女だって容赦せずに叱咤激励をしてくれる
こんなセンパイ、なかなかいません。
この日の経験で、
私はドラマーとして自信がついた。
吉村センパイ!
まだまだもっと一緒にライブしたかった!
ショックでショックでなりません。
また夢に出てきて
叱咤激励してくれますように…。